ーー 君にマジック ーー


「新八はまだアルか?銀ちゃん」 「ああ、」 新八が出て行ってしまった後、結局寝るに寝られず 銀時と神楽は二人共早起きをした。 適当に朝食らしきものをつまんでソファでダラダラと・・・ 「神楽、お前は服着替えて来い、新八が帰って来たらすぐそう言うぞ」 「うぅ〜」 神楽がソファに寝っころがり、銀時に視線を送る 「もう9時アル。お昼になっても新八来なかったらどうするアルか?」 「うーむ・・・」 同じくソファに寝っころがった銀時は身体を起こした 「しょーがねぇな。ちょっくら新八呼びに行ってくっから、お前は留守番な」 「おおう!じゃあついでに酢昆布買って来るネ!」 「何のついでだよ。まあ適当に昼飯も買ってくっか」 銀時はしぶしぶといった風に立ち上がり玄関に向かう。 リビングでは神楽がテレビを着けた音が聞こえた。 着替えもせず、そのままくつろぐ気満々らしい (新八の言う事しか気かねーのな・・・) ゆっくりとブーツに手をやり、両足に入れる。 「ワン!」 「のわぁあああ!!」 振り向くと万事屋のマスコット的存在。ペットの定春がフリフリと尻尾を振って銀時を見つめている。 「なんだ、定春か・・・」 「ワンワン!!」 およそ犬とは思えない大きな身体で愛らしく吠えた 「散歩じゃねーのよ。お前は神楽と留守番な」 「ク〜ン・・・」 軽く定春の頭を撫でる。 「じゃあな」 銀時は立ち上がりゆっくりと家を出た。 カラカラカラ・・・・ そっと玄関の戸を閉める。 「・・・・」 数秒の間 銀時は、くるりと返りその場で走り出した。すかさず大ジャンプ! 万事屋は2階にある為、外階段を飛び越えての地面に着地。 そのまま流れる様に原付バイクに跨りアクセル全開で走り出す! 「しっ・・・新八ぃぃぃいいい!!!」 ちょっ!・・・マジで本当に来ないつもりかぁぁあああ! 明日はっ?何だ明後日はっ?! 神楽に何て説明すりゃあいいんだよ!? 『新八にエッチないたずらしたら来なくなっちゃったワ〜!あははは!』 って、言える訳ねーだろうがぁぁああ!! 何考えてやがるっ!子供の教育に良いワケねーだろうがぁぁああああ!! しっ新八ィ!いや、新八くん!新八様っ!! 頼むから帰って来てくれぇ〜〜!? つづきは本編で。
★ここまで読んでくださりありがとうございます!

何があったのか、何が起こるのかは是非読んでみてください。
18禁表現が多めにあります。お客様の判断でよろしくお願いします。



H22.10. 蜜星ルネ



こちらの作品はDL販売を始めました。
手軽に読んでみたいという方は是非こちらからどうぞ。

君にマジック DLsite.com直リンク 君にマジック DLsite.com直リンク



小説TOP TOP